この記事ではお金を稼ぐ方法をロバートキヨサキさんが書かれた「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」に沿って私なりの解釈を踏まえてお金を稼ぐ方法について考察していきます。
本題に入る前に充実した人生、幸福度の高い人生を送るために必要な要素をおさらいします。
- 食料・飲み物
- 睡眠できる場所(家)
- 健全な心
- 健全な体
- 治安が良好な地域に住んでいること
- 家族
- 会社等の組織への所属
- 他者からの承認(評価)
- 人生の目的とその目的に近づいている実感
- お金
- 自由になれる時間
上記の要素の中でお金があれば即解決できるのは、食料、睡眠できる場所、治安が良好な地域に住むこと、 の3要素です。これら以外にもお金があれば心の安定にもつながりやすいですし、ジムにいって健康な体を維持することもできるかもしれません。また時間を確保するための家電、通信機器等も購入できますし家事に割く時間が惜しければ家政婦さんを雇うこともできるでしょう。更に他者からの承認も得やすいかもしれません。
お金があればすべて解決とはいきませんが、お金があることで充実した人生、QOLの高い人生を送れる可能性が高まるのも事実です。お金の重要性を確認いただいた上で本題に入ります。
目次
- お金を稼ぐ方法を4つに分類すると?
- サラリーマンが稼ぐ際の現実的な方法
お金を稼ぐ方法を4つに分類すると?
ロバートキヨサキさんが書かれた「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」によるとお金を稼ぐ手段(その手段によってお金を稼いでいる人)は下表の4つに分類されます。ちなみにキャッシュフローはお金の流れ、クワドラントは4等分という意味です。
まず私を含む多くの方が属するが、Eクワドラント(従業員)です。人、もしくは会社に雇われ労働の対価として給与を受け取る稼ぎ方です。その給与をもらっている人が日本の場合は90%近くとなっています。
次に多数派なのは、Sクワドラント(自営業者)です。雇われるのではなく雇う側、もしくは一人でお金を稼ぎます。弁護士、司法書士、社会保険労務士、建築士といった士業の方、医師の方、建築関係の職人、小規模な飲食店のオーナー、小規模な小売店のオーナー、芸能人、プロスポーツ選手、ここ数年で注目されているものでいえば、ブロガー、youtuber、少し変わったものでいえば FXのデイトレーダーもこのカテゴリーに属します。
共通して言えるのは自営業者自身が働かなければ収入が途絶えてしまうということです。大企業に勤める従業員と比べれば収入が途絶えるリスクが高い反面、うまくいったときのリターンも大きくなります。
次に解説するのは、Bクワドラント(ビジネスオーナー)です。雇われるのではなく雇う側、それも多くの従業員を雇い、自身はビジネスを管理監督する側に回ります。基本的に細かな実務は持っておらず自分が働かなくても収入が入ってきます。最初の仕組みづくりには労力をさきますがそれ以降はそれほどさかないケースが多いものの、従業員や自営業者とは桁が違う資産を持っている方も多くいます。
最後に解説するのはIクワドラント(投資家)です。自身が働くわけでなく、ビジネスの仕組みを構築するわけでもない、人が構築したビジネス(会社)に投資して配当等のリターンを得て、その収入で生活が成り立つ人です。もう少し具体的にいうと中長期の株式投資、投資信託、不動産投資等で生計をたてている人が該当します。
投資の経験がある方ならわかると思いますが、中長期の投資から得られる利益のみで生活を成り立たせるとなると相当の資産がいります。仮に1億円あって年利5%だったとしても500万の利益です。少なくとも数億円、経済危機による資産の目減りも考えればできることなら10億円規模の資産が欲しいところです。ちなみに自身は何もしなくても収入が得られるというのがポイントなので短期の株のデイトレーダーは含みません。
まとめますと、Eクワドラント(従業員)、Sクワドラント(自営業者)の方は自分が働いて収入を得るのが基本、Bクワドラント(ビジネスオーナー)、Iクワドラント(投資家)の方は他人の働きから発生する収入を得るのが基本となります。
そして10億円を超えるような資産を築いている人の多くは、Bクワドラント(ビジネスオーナー)もしくはIクワドラント(投資家)の方です。いくら従業員の立場で汗をかいて一生懸命に働いても10億円を超えるような大きな資産を築くことは基本的にできません。私もサラリーマンですのでこの現実は中々受け入れがたいですが客観的に見れば事実だと思いますし、これが残念ながら資本主義の現実です。
サラリーマンが稼ぐ際の現実的方法
前章ではサラリーマンにとって何とも夢のないやる気をそぐ話をしてしまいましたが、現実的にサラリーマンが効率的に稼ぐにはどうすれば良いでしょうか?結論をいいますと
- Eクワドラント(従業員)として収入を得てかつ
- Sクワドラント(自営業者)としても収入を得る
これがベターだと考えています。
桁違いの収入を得ている人が多いんだからBクワドラント(ビジネスオーナー)、Iクワドラント(投資家)を目指すべきではないの? と考える方も多いかと思います。もちろんそれが可能な状況であればトライすべきですが条件を満たしている方は少ないのではと推測しますし、かくいう私も条件を満たしていません。
例えば、Bクワドラント(ビジネスオーナー)になろうとすると、知識、経験、ノウハウ、資金、人脈等必要なものが多数あります。また新規事業を立ち上げて成功し、かつその成功を維持するのは容易なことではなく新規事業を立ち上げ10年後に廃業せず残っている確率は20%程度というデータもあります。つまり80%程度は廃業に追い込まれるわけです。
次に、Iクワドラント(投資家)ですがこの稼ぎ方は潤沢な資金があってはじめて成り立ちます。例えば100万円を投資してうまくいって年利10%で110万円になったとしても+10万円です。当然年間10万円では生活できませんし、ちょっと贅沢をすれば簡単になくなる資金です。加えて元本割れのリスクもはらみますので潤沢な資金を持たない標準的なサラリーマンが投資で生計をたてるのも無理があります。
ですので標準的なサラリーマンの方がいきなりBクワドラント(ビジネスオーナー)、Iクワドラント(投資家)として収入をえて生計をたてるのは現実的ではありません。Bクワドラント(ビジネスオーナー)、Iクワドラント(投資家)に挑戦するには、資金も人脈もノウハウも必要なのでまずはEクワドラント(従業員)、Sクワドラント(自営業者)で収入を得るのが現実的だと考えています。
Eクワドラント(従業員)として働く際は、時給、ワークライフバランス、労働環境、やりがい 等バランスがとれることが望ましく入念に作戦を練る必要があります。お伝えしたいことは山ほどあるのですが長くなりすぎるので別記事でお伝えします。
Sクワドラント(自営業者)として働く際は自分が働いていない時間も収益につながる仕組みを構築するものをおすすめします。Sクワドラント(自営業者)は基本的に自分が働く必要がありますが、例えばブログのアフィリエイトやyoutubeの収益は一度記事や動画をUPすれば、UP主が寝ている間にも収入が発生します。
ブログのアフィリエイトやyoutubeといった世界も年々競争が激しくなり、1円を稼ぐまでのハードルが高いのも事実ですが、その仕組みを構築できれば時給換算でいえばサラリーマンの時給を大きく超えることも可能です。
私の例でいえば別に運営しているブログ関連の収入を時給換算すると1万円近くになりますし、サラリーマンの時給約5千円をはるかに超えています。私はまだまだその域には達していませんが、トップブロガーになれば桁違いに収入も跳ね上がりますしその可能性を秘めています。youtubeの世界もトップクラスになれば年収数億円に到達することは有名な話ですよね。
Eクワドラント(従業員)として働きつつ、Sクワドラント(自営業者)としても収入を得ることが終身雇用が崩壊し、先行き不透明な時代を生き抜くにはバランスが良い選択だと考えていますが次回はもう少し具体的にどのような分野に注力すべきかを記事にしていきますので参考にしていただければ幸いです。