前回の記事では充実した人生を送る(QOLの高い人生を送る)ために必要な要素が満たされているか否かを筆者自身の人生(0歳~27歳まで)を具体例にあげて記事を書いていきました。今回の記事では27歳~28歳までを振り返りたいと思います。
- 27歳~28歳
壮絶なパワハラを耐え忍ぶ日々についに耐え切れなくなった私は27歳のときに退職を決意します。
このときは次の職のあてもありませんし、ただ目の前の現実から逃れたいという思いのみでしたし、決してほめられる退職の仕方ではありません。ただあまりにも劣悪な環境で働き耐え忍ばれている方は環境を変えることも検討いただきたいと今でも思っています。(心身の健康が侵されてしまっては取り返しがつきませんので)
さて退職したはいいものの次の仕事もありませんし、ひとまず実家に帰った私は両親に甘えガチンコのニート生活を送ります。それも1か月や2か月ではありません。1年以上にわたりニート生活を送ることになります。
実家なので食べるものには困りませんが食っちゃ寝の怠惰な生活を送る日々、今思うと親は気が気でなかったと思います。そんな怠惰の極みの生活を送っていたときの状況は以下のとおりです。
- 食料・飲み物 ○
- 睡眠できる場所(家) ○
- 健全な心 ○
- 健全な体 ○
- 治安が良好な地域に住んでいること ○
- 家族 ○
- 会社等の組織への所属 ×
- 他者からの承認(評価) ×
- 人生の目的とその目的に近づいている実感 ×
- お金 ×
- 自由になれる時間 ○
両親のおかげで食べるものや住む場所には困らないし、心身ともに健康ではあるものの社会との関わりはないですし承認欲求が満たされることもありません。人生の目的も何もあったものではないですしお金もありません。
ちなみに2019年に実施された内閣府の調査によると自宅に半年以上ひきこもっている15~64歳の人は全国で100万人以上いると報告されています。これが真実だとすると社会問題の一つだと思いますが自身の経験からそうなる気持ちは良くわかります。
上記の調査報告によるとひきこもりとなった原因は、「退職」、「人間関係」、「病気」、「職場になじめなかった」等が上位を占めており一度就職をしたものの適応できずに退職 そこから社会復帰できないというケースも多いと推測します。私も一歩間違えばそうなっていたでしょうしわずかな差であり、今そういう状況に置かれている人を少なくとも私は否定できません。
一度ひきこもってしまうと中々その生活から脱出できないものですが、いかにして脱出し社会復帰を果たしたか そして人生の満足度がどう変化していったかを次回書いていこうと思います。