本記事では初心者がFXで利益を残せるようになるための最短ステップを紹介します。ただ最短とはいってもゆうに1年以上かかりますし累計1000時間以上費やす覚悟が必要です。その覚悟も時間もないという方は時間もお金も失っていない初心者の時点でやめることを強くおすすめします。
ではここからは上記の覚悟と時間がある方向けに話を進めます。まず前提としてFXで利益を残せるようになるには以下の条件を満たす必要があります。
- FXの仕組みや基本的な用語の意味が理解できている
- FXのトレードをするにあたり重要となるメンタル、資金管理、手法の概要を理解できている
- 自分が納得でき優位性があるトレード手法が構築できている
- 上記のトレード手法を使用しデモトレードで半年程度実践した結果トータルで利益を残せている
- デモトレードの結果をふまえブラッシュアップしたトレード手法を用いて更に半年程度リアルトレードをしてトータルで利益を残せている
ではそれぞれの条件ごとに順に補足していきます。
FXの仕組みや基本的な用語の意味を理解するには?
FXの基本的な仕組みや用語の意味はネットで調べればすぐに情報が得られますしおおむね数週間で最低限必要な知識を得ることは可能です。
参考に初心者の方向けのサイトを3つ紹介しますのでまず基本の部分をおさえてください。
上記サイトに書いてある内容はボリュームも少ないですしそれほど抵抗なく読める方が多いと思います。内容としては以下のような項目が含まれます。
- FXとは何か?
- 通貨ペアはどのようなものがあるか?
- スプレッドとは?スワップ金利とは?
- トレードできる時間帯は?
- 注文方法は?
- テクニカル分析とは?
- ファンダメンタル分析とは?
いずれも最低限おさえておかないといけない項目ですのでまずは覚えてください。ただこれはまだまだ入り口にすぎないのであせらず順に次のステップへ進んでください。
メンタル、手法、資金管理を概要を理解するには?
トレードで利益を残していくためには3つのMのバランスをとることが重要です。3つのMとは「Mind(心理)」、「Method(手法)」、「Money(資金管理)」をさします。言い方をかえると、「自分が納得いく優位性のある手法を用いて一貫性のあるトレードを適切な資金管理の基で行う」と表現することもできます。
それぞれの項目に関しお伝えしたいことは色々とありますが記事のボリュームが多くなりすぎますので必要なエッセンスが詰め込まれたおすすめの良書を紹介させていただきます。私自身、投資・投機(FX)関連の本は100冊以上読んできましたがその中でも是非読んでいただきたい3冊をピックアップしています。
- 投資苑
- デイトレード ~マーケットで勝ち続けるための発想術~
- 高勝率トレード学のススメ
いずれの書籍もページ数が多く読むのに時間がかかる上に専門書なので書籍の中では高額な部類です。しかしもしFXで勝つことを本気で目指すなら時間を使うこともある程度お金をかけることも避けて通れないので熟読されることをおすすめします。
優位性のあるトレード手法を構築するとは?
優位性のあるトレード手法、言い換えればトータルで勝てる・利益の残るトレード手法の構築はトレードをする上で欠かせない要素の一つですが難易度の高いものでもあります。そのトレード手法の話をする前にまずお伝えしたいのは、必ず勝てる手法(聖杯)は存在しないということです。
FXの手法をネットで検索するといわゆる必勝法があるとうたっているものが数多く存在しますがほぼ100%詐欺です。というのもFXは1日あたりの取引高が10兆円を超える巨大なマーケットです。そのマーケットに参加している人は100万人規模で実に様々な思惑が入り乱れています。逆にもっと小規模なマーケットであれば特定の人の考えを読めればあるいは必勝に近い状況を生み出せるかもしれませんがそのような規模では全くありません。
ただ必勝法がないからといってトータルで勝つことができないわけではありません。個々のトレードで負けることがあったとしてもトータルで勝てば良い話です。そしてトータルで勝つために優位性のあるトレード手法が必要なのです。
とはいってもどこから検討を進めていいかわからないのが普通だと思います。そのような方のためにおすすめのサイトを紹介します。
じっくりと読んでいただき基本をおさえてください。その上でトレードルールを構築しそのルールに優位性があるかを実際の相場で検証するため次のステップに進んでください。
デモトレードでトレード手法の優位性を確認するとは?
デモトレードとは、実際の資金を使わずに仮想の通貨でFX取引ができるシステムで取引システムに慣れトレード手法の優位性を確認するのに最適です。FX取引業者はそれぞれデモトレードのシステムを用意していますが、リアルトレードで使用する予定のFX業者が提供しているデモトレードがおすすめです。(デモトレードで慣れたトレード環境でリアルトレードを行えるため)
上記のデモトレードを行う中でトレード手法の優位性を確認していきますが6か月程度継続して行うことを推奨しています。その理由としてあまり短期間ですと確率のブレが起こりやすいですし逆に長すぎるとリアルトレードに移行するタイミングを逸します。
上記 6か月の期間における結果を振り返り「6か月トータルでプラス収支」かつ「月単位収支で4か月以上プラス収支」を満たしたらリアルトレードに移行してください。
リアルトレードをする上で心がけることとは?
ここまで順にステップアップしていただいた読者様には水準以上の知識も経験も備わっているはずです。ただデモトレードとリアルトレードを比較すると精神的負荷が全く違います。負けてもリアルに資金が減る環境と減らない環境では違って当然です。そしてどのような手法を用いてトレードしようとも全勝などあり得ない以上負けて資金が減る局面は必ず来ます。
そのような局面が訪づれてもたんたんと自分が定めたトレード手法を用いて一貫したトレードを行えるかが重要ですがこの部分は先天的なセンスが存在すると考えています。このセンスがある人が人として優れているとは全く思いませんが、なければトレードで利益を残し続けることはできません。
このセンスがあるか否かを見極める方法はシンプルで、連敗が続いても連勝が続いても自分が定めたトレードルールを守り抜ければセンスがあるといえます。おおむね6か月間リアルトレードをしていると連勝する局面も連敗する局面もほぼ確実に訪づれます。その局面をたんたんと乗り切れるかご自身で確認してください。
最後にFXの業者は数多く存在しますが私が利用しているFX業者を紹介します。私は「DMM FX」を利用しており理由は以下の通りです。
- メジャーカレンシーのスプレッドが狭い
- スリッページが比較的少ない
- 財務の健全性が高い
ちなみに私の年間トレード数は200程度ですが一回一回のトレードにかかるコスト(スプレッド)は利益を残す上で重要な要素です。昨今 FX業者の競争激化によりそのスプレッドの平均は劇的に下がっています。ですので「DMM FX」以外にもスプレッドが狭く十分トレードするに値する業者はありますが、実際に私が数多くのトレードをしてみてスリッページの発生頻度が少ないと確認できているのは「DMM FX」だけなので参考にリンクを貼っておきます。