人生の目的を再考する　～好き×得意のかけ算～

前回までの記事で充実した人生、幸福度の高い人生を送るために必要な要素は何のか？そしてそれがどのように満たされ、満たされなかったのかを私の人生を振り返りつつ記事にしてきました。本日の記事ではその必要な要素の中から「人生の目的」について掘り下げていこうと思います。

この「人生の目的」というものに画一的な正解はありません。100人いれば100人通りあってしかるべきです。この人生の目的がなくても生きていけますし、私も30年以上、人生の目的はありませんでしたし意識することもありませんでした。ただ人生の目的が明確になることでより充実した人生が歩める可能性が高まるのも事実です。この記事では

1. 私の人生の目的
2. 人生の目的の見つけ方

について書いていきます。

 

 

まず私自身の例をあげさせていただきますと以下の3つを人生の目的としています。

1. 日本企業を世界で戦えるようにすること
2. 日本人の幸福度(QOL)をあげること
3. 家族を幸せにする

私は日本で生まれ、日本で育った生粋の日本人です。美しい文化があり治安が良く様々なサービスは充実し医療体制も充実しているこの国が大好きです。しかし今日本は苦境に立たされています。日本企業は世界で競争力を失い、日本人の幸福度も年々下がる傾向にあります。そのような状況を打破したいという思いが私の人生の目的につながっています。

私は日本企業のポテンシャルとしては世界で競争力を持っているし、日本人はもっと楽しく幸せに生きれるのではないかと常々思っています。日本企業が競争力を失っている理由は、無駄が多すぎるからであり、日本人が楽しく生きれていないのは人の目を気にしすぎて自分が何をしたいのかを優先していないから　だと考えています。

私が所属しているのは昔ながらの日本の大企業ですがグローバル競争にさらされ苦境にたたされています。日本企業を世界で戦えるようにすることが私の目的ですが、ある程度長い期間所属し評価されている企業の中でないとできることも限られるので、まずは今所属している企業をグローバル競争で勝てるように変革させることが今の目的です。

もう少し具体的にいいますと売上、利益につながらない費用を大胆に減らす方向に導くことが目的です。日本の古くからある大企業の多くが同じような課題を抱えていると見ていますが、人件費を中心として売上、利益につながらない費用が多すぎる傾向にあります。これは日本企業の優しさでもありますが生き残るためには大胆にメスをいれる時期にきていると考えています。

次に日本人の幸福度をあげるこということについてはこのブログを通じて情報発信することで一人でも何かきっかけをつかんでもらえればという思いを持っています。

つまり、会社員として働くこと、ブログで情報発信することは人生の目的を達成するための手段です。人生の目的があり、それを達成するための手段というつながりが見えればモチベーションが維持しやすいですし悩みや迷いも減っていくはずです。

 

人生の目的が必要なのはわかったけど、どう見つけるの？　と思われる方も多いと思います。これは色々なアプローチがあると思いますが、まず好きなこと、得意なことを改めて見つめ直すのも一つの手かと思います。

人生の目的というものは理屈ではありません。心が動くかどうかであり、死ぬまでに何を成し遂げたいかを決めるものです。私の場合は日本が好きだという感情からスタートしていますし、何に心が動くか、揺さぶられるかは皆違うはずです。

ですので好きなことをまず改めて考え、それに対し自分が得意なことを通じて何ができるかを考えるとアプローチが私としてはおすすめです。好きなこと、好きな分野、興味のあるもの　と　自分の得意なことが重ね合わさる部分を見つけることが人生の目的を見出す一つの方法と考えています。

すでに今充実した人生を送られている方は無視していただいていいのですが、もし人生に悩まれているのであれば 「人生の目的」を改めて考えるのも一つの手段だと思います。